About Malibu Sandals

About Malibu Sandals


About Malibu Sandals

マリブローカルをはじめ、世界各国の人々から愛されているマリブサンダルズ。
その生みの親が、ケヴィン・オニール(Kevin O'Neil)だ。
マリブに暮らして10年になる彼がどんな思いでマリブサンダルズを立ち上げたのか、話を聞いた。

「マリブのビーチ、山々や渓谷など豊かな自然環境は、私にとってもとても魅力的でした。特に日没後のゴールデンアワーの光は最高です。この自然の中で平和と静寂を満喫できることが、マリブに引き寄せられた理由です」

 マリブの海と街を見下ろす山の頂上に自宅を構えるケヴィンは、時間があれば近くのトレイルをランニングしたり、バギーで探索したりして自然を満喫している。人もまばらな秘密のビーチで家族揃ってランチを楽しむのも恒例のイベントだ。その一方で、街中にある地元のレストランでゆっくり過ごしたり、スーパーで買い物をするのも楽しみの1つになっている。

「マリブへ来てそんな生活を送っていたある時、私のシューズラックに欠けているものがあることに気がつきました。それが、ドレスアップもドレスダウンもできて、ビ ーチサイドから街中のレストランでのディナーまで対応できる多目的なフットウェアだったのです。そこで、場所に限定されずシームレスに履くことができるサンダルを作ろうと思い立ちました」


 マリブサンダルズを立ち上げるにあたって、ケヴィンのインスピレーションの源となったのが、1950年代のサーフカルチャ ーだった。

「南カリフォルニアのサーファーたちは、空いている波に乗るために海沿いを移動してメキシコのバハにあるビーチを目指しました。彼らはそこで地元の山岳民族が作る伝統的な工芸品を手に入れてカリフォルニアに持ち帰っていたんです。その中に、革ひもを編み上げて作ったワラチサンダルがありました。その美しいデザインに惚れ込んだ私は、それを現代的にアレンジし、地球上で最も心地良くスタイリッシュに履けるサンダルを作りたいと思ったのです」


 そうして誕生したのが、海、山、街、どこでも快適に履けて、オリジナリティにあふれるデザインのサンダルだった。デザインや履き心地だけでなく、素材にもこだわ っており、動物性の素材を使わないヴィーガンレザーのみを使用しているのも自然を愛するケヴィンのこだわりだ。


「マリブのローカルな人たちが休日を楽しむ時のようにリラックスしたスタイルで履いてほしいですね。ライトウォッシュのジ ーンズにはとてもよく似合います」

 今後もサステナビリティを追求しながら、新しいデザインのサンダルを作り続けたいと語るケヴィン。その目線の先には、常にマリブの自然がある。

1950年代のサーフカルチャーやミュージックカルチャ ーについて書かれた本。当時の映画や音楽、雑誌など、あらゆるものがケヴィンのインスピレーションの源になっている。

 

ケヴィンが右手に持っているのが、試作品のサンダル。自身の手でひもを編み込みながらデザインを練り上げた。

 

 

マリブサンダルズの定番モデルにもなっているサンダ ーバードのデザインスケッチ。ネイティブアメリカンに伝わる伝説上の生き物で強さを象徴するモチーフをストラップの微妙な配置とパターンで表現している。

 

オフィスに飾られているヴィンテージのポスターは、アメリカ海軍が兵員を募集するために作ったもの。ギターを抱えた人物はワラチサンダルを履いている。